Flügel abend 2019 アーツサポート関西 5 周年記念公演
2019年10月25日
「文化には、人々に感動を与え、創造性を刺激し、相互理解を深め、都市を活性化する力がある」 ― 未来へ羽ばたく大阪の若いアーティストたちを発信しようと、公益財団法人関西・大阪21世紀協会がザ・シンフォニーホールの全面的な協力の下で開催した「Flügel abend 2019」。
アーツサポート関西からは、その創立5周年の記念公演として、これまで支援をしてきたアーティストの方々にご出演いただき、圧巻のパフォーマンスを披露していただきました。
ご出演いただいたのは、上方舞楳茂都流の楳茂都梅弥月さん、邦楽演奏家の菊央雄司さん、マリンバ奏者の大森香奈さん、ヴァイオリン奏者の谷本沙綾さんの4名です。また全体の演奏を担当した関西フィルハーモニー管弦楽団も、アーツサポート関西から数回にわたり助成支援を受けています。
舞台上ではみなさん司会者からインタビューを受け、今後の抱負などを語りました。
■楳茂都梅弥月さん 上方舞楳茂都流師範
「(楳茂都流の譜面を研究する研究会では)毎月、先生方のお教えをいただきながら、楳茂都流に伝わる舞踊譜を忠実に譜面に起こしています。私は子どもの頃から洋舞もしており、現在はダンサーとしても活動しています。これからも皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります」
■菊央雄司さん 邦楽演奏家
「地唄は大阪が発祥で、平家物語を語る琵琶法師が三味線に持ち替えて始めたもの。私は現在、アーツサポート関西の支援を受けて、日本音楽の源流の一つである平家琵琶を大阪の地で保存復曲し、世界へ発信する活動をしています」
■大森香奈さん マリンバ奏者
「マリンバを叩く赤いマレットは、大森香奈モデルとして世界中で販売されており、多くの打楽器奏者に使っていただいています。アーツサポート関西5周年の記念に、指揮の藤岡幸夫さん、関西フィルハーモニー管弦楽団と共演させていただいたことを、とても幸せに思います」
■谷本沙綾さん ヴァイオリン奏者
「シベリウスは私の大好きな曲。それを素晴らしいホールで、憧れの藤岡幸夫さんや関西フィルハーモニー管弦楽団と共演できて幸せでした。今後は海外留学をして、関西に帰ってきたときには、多くの人の心を幸せにするヴァイオリニストになりたいと思っています」
上方舞楳茂都流の楳茂都梅弥月さん
邦楽演奏家の菊央雄司さん
マリンバ奏者の大森香奈さん
ヴァイオリニストの谷本沙綾さん