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活動報告

堀江牧生「デビューCD制作・収録記念演奏会 第1回~第3回」が開催されました
2021年11月25日

大阪を拠点に活躍するチェリストの堀江牧生さんがデビューCDを制作するにあたり、収録曲を中心に共演者とともに演奏を披露する記念コンサートが3回にわたりグランフロント大阪にある島村楽器ピアノセレクションルームで開催されました。アーツサポート関西は、この堀江さんのCD制作をサポートしています。

堀江牧生さんは、1990年吹田市に生まれ、3歳よりチェロを始め、大阪府立夕陽丘高等学校を経て、東京音楽大学付属高等学校、東京音楽大学、ウィーン国立音楽大学を経て、モスクワ音楽院に学びます。モスクワ音楽院卒業後は、モスクワのロシア国立ボリショイ劇場管弦楽団にてチェリストとして活躍。国内外のオーケストラとの共演も多く、昨年は関西フィルハーモニー管弦楽団とドボルザークのチェロ協奏曲を共演し高く評価されました。現在は地元吹田市を中心に、同世代の演奏家たちとともにリサイタル活動などを精力的に行っています。また弟のヴァイオリニストの恵太さん、妹でピアニストの詩葉さんとともに堀江トリオとして活動していることでも知られています。

今回のCDの制作では、堀江さんがモスクワ留学時代に現地で親交のあった同世代の音楽仲間である3人のピアニストを招いて収録が行われ、その成果を6月から11月にかけて、それぞれ3人のピアニストとともに演奏会形式で披露しました。

6月29日に行われた第1回目には、ピアニストの入江一雄さんを招いて、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第5番を中心としたプログラムを演奏しました。入江さんは東京芸術大学および大学院をいずれも首席で卒業し、第77回日本音楽コンクールで優勝を飾るなど国内トップクラスの評価を持つピアニストとしてモスクワ音楽院に留学。国内外のオーケストラとの共演も数多く行っています。

9月20日の第2回目には、ピアニストの沼沢淑音さんが登場。沼沢さんは桐朋学園を経て、桐朋学園から特別奨学金を授与され2015年モスクワ音楽院を卒業。シュニトケ国際コンクール、ポッツォーリ国際ピアノコンクールなどで優勝を飾るなど国際的に活躍されています。演奏はグリーグのチェロ・ソナタを中心としたプログラムで、アンコールでは二人が即興でその場で決めた曲を次々と披露し、観客を沸かせました。

11月15日の第3回目は、ピアニストの佐藤彦大さんを招いて行われ、プーランクのチェロ・ソナタを演奏。また2曲目は、堀江さんの弦楽四重奏仲間であるヴァイオリンの杉江洋子さんを交え、ブラームスのピアノ三重奏曲第1番を演奏しました。佐藤さんは東京音大を経て、モスクワ音楽院に学び、第76回日本音楽コンクール優勝をはじめ、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団など国内の主要なオーケストラと数多くの共演をしており、今後注目される存在です。

堀江さんのCD制作のために、かつて一緒にモスクワ音楽院で学び、今はそれぞれが第一線で活躍する才能あふれる若き音楽家たちが、堀江さんのCD制作のためにはせ参じ、ともに曲を研究し、収録に臨み、その成果を一般に披露した今回の取り組みは、小規模の演奏会ながらも、いずれの回も圧倒的な水準の演奏を聞かせるものとなり、彼らの音楽家としての卓越した力量と、それを間近に聞くことができた喜び、そして今後のさらなる飛躍を大いに感じることとなった演奏会でした。CDの完成が、今から非常に待ち遠しくなりました。

左から、堀江牧生さん、入江一雄さん、沼沢淑音さん、佐藤彦大さん

第3回目の演奏風景(11月15日)場所:島村楽器ピアノセレクションルーム ヴァイオリン:杉江洋子さん、ピアノ:佐藤彦大さん、チェロ:堀江牧生さん