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活動報告

企画協力 スーパークラシックアンサンブルによる「花まつりコンサート2022」が北御堂で開催されました
2022年5月27日

 お釈迦様の誕生日の4月8日は「花まつり」として知られていまが、この日、大阪・御堂筋沿いに立つ南御堂の本堂にて、昨年に引き続き、関西で活動する若手弦楽奏者たちを中心に編成された室内楽オーケストラ「スーパークラシックアンサンブル」による「花まつりコンサート2022」が開催されました。ちなみに昨年は、同じ御堂筋にある北御堂を会場におこなれました。また昨年と同じく、アーツサポート関西が企画協力として関わりました。
 このコンサートは、大阪ロータリークラブの呼びかけにより、コロナ過において、さまざまな影響を受けている若い演奏家たちに演奏の場を与えようと行われているもので、聴衆には、招待された普段クラシックコンサートに行く機会が少ない障害をお持ちの方などを含む、200人近い方々が足を運び、躍動感にみちあふれた音楽を楽しみました。
 スーパークラシックアンサンブルは、昨年行われた「花まつりコンサート」の際に、ヴァイオリニストの堀江恵太さんの呼びかけで発足したもので、指揮者の佐渡裕氏が率いる「スーパーキッズ・オーケストラ」の卒業生を中心に、京都市立芸術大学「古典派研究会」のメンバーなどを加えた新進気鋭の若手弦楽器奏者約20名によって編成されました。メンバーはいずれも世界の舞台を目指す名手ぞろいで、昨年の北御堂でのコンサート後もメンバー同士で声をかけあい、ホールをブッキングして年に自らが主催するコンサートを年に数回開くなど、その後も精力的な活動を続けています。
 コンサートでは、モーツァルトやエルガー、ブラームスなどの良く知られた曲のほか、京都市立芸術大学にて演奏者の多くがお世話になった作曲家の松本日之春氏が、それぞれのメンバーの誕生日に贈った様々な曲想を集め、このコンサートのために新しく書き起こした曲「KUTSUKAKE ~ Chaussure qu’a quai.~」が披露されるなどプログラムとしても大変充実した内容でした。当日は松本日之春氏本人も会場にお越しになり、堀江恵太さんと舞台上でトークを行い、会場から多くの拍手が沸き起こりました。
 コロナによるパンデミックは、芸術の送り手ばかりではなく、それらを受けとめる鑑賞者たちにも大きな影響を及ぼしました。しかし同時に私たちは、あらためて芸術や文化の大切さを実感するようになったのではないでしょうか。
このコンサートは、ウィズコロナ時代において、芸術や文化の大切さをみなでわかちあい、この困難な時代にともに生きるすべての人々に向けて贈る応援のエールのようなものであるようにも感じました。

南御堂の本堂で演奏するスーパークラシックアンサンブル

リーダーの堀江恵太さん(ヴァイオリン)

大阪教務所長 難波別院輪番 禿信敬氏のごあいさつ

サントリーホールディングス株式会社副会長/大阪ロータリークラブ会長 鳥井信吾氏のごあいさつ