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活動報告

100年以上にわたり非公開であった「杉江能楽堂」を体験するプロジェクト
2023年3月10日

建立から100年以上にわたり非公開であった岸和田市にある杉江能楽堂。邸宅の一部として設えられた国内でも数少ない半屋外の構造を持つ能楽堂で、昨年、国の登録有形文化財
に登録されました。2月19日~26日にかけて、この能楽堂の魅力や歴史を多くの方に知ってもらい、次の100年に向けて継承していこうと、「杉江能楽堂体験プロジェクト」が行われました。能楽師の林本大氏による「能楽のナナフシギ」、上方舞の山村友五郎氏と落語家・桂吉坊氏による「杉江能楽堂で上方芸能を楽しむ~上方舞×上方落語の共演」、裏千家・松井宗豊氏による「杉江能楽堂で『お茶』を楽しむワークショップ」、能楽師和泉流狂言方・小笠原由詞氏らによる「すぎえ狂言会『盆山・蝸牛』」の4つのプログラムが実施され、多くの方々が参加しました。この活動に対してASKのクラウドファンディングで寄付が集められ、集まった寄付から142万円が助成金として交付されました。

『能楽のナナフシギ』会場風景  能楽師・林本大 場所:杉江能楽堂