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活動報告

詩人とともに上町台地を巡るアート・ウオークツアーが開催されました
2024年2月22日

大阪市街地東部に南北に横たわる「上町台地」は、太古より豊かな歴史や文化を育んできました。アーツサポート関西「上町台地現代アート創造支援寄金」では、上町台地をテーマとしたさまざまなアート活動を支援しています。この度、アーティストの國政サトシさんが中心となり、天下茶屋の「聖天さん」として親しまれている正圓寺付近の場所が宿す人々の記憶や歴史、あるいは地形が喚起するものに触れるためのアート・ウォークツアーが2024年1月21日に行われました。ツアーの先導役をこの地と深いつながりを持つ詩人の池田昇太郎さんがつとめ、同行した画家で俳人の 小左誠一郎さんとともに、幼少期の記憶をたどりながら、ポツリポツリとイヤホンガイドを通じて自身の記憶や意識の 断片を参加者に語っていきます。それらの言葉は風景に豊かな詩情を与え、その「場所」の体験そのものが芸術となることを参加者に再発見させるようなアート・パフォーマンスとなりました。


ウォークツアー「情景の扉~上町台地の波打ち際、聖天さんはバラバラに~」 実施風景 参加者を先導する詩人の池田昇太郎氏(右) 場所:聖天山公園付近  Photo: Takuya Matsumi