日本初の「ダンスドラマトゥルク・ミーティング」を開催
2024年4月8日
中島那奈子さんは日本でダンス分野におけるドラマトゥルクの第一人者。ドラマトゥルクとはあまり聞きなれない言葉ですが、舞台芸術において演出家や脚本家とは違う視点から作品について助言をしたり、リサーチや分析を行ったりする職業で、近年大きく注目されています。その役割をめぐって日本で初となる国際的なシンポジウムとワークショップが2024年3月20日~23日の4日間にわたり京都芸術大学とロームシアター京都で開催されました。「ドラマトゥルクがいると何が生まれるか?」をテーマに、国内外の専⾨家が集い活発な議論が行われたほか、さまざまなワークショップも併せて行われました。当初の目標参加者は100名でしたが、若い世代を中心にそれを大幅に上回る144名が参加。ドラマトゥルクに対する関心の高さが伺えました。
「ダンスドラマトゥルク・ミーティング」ワークショップ参加者たち Photo: ⼤曾根麗奈