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活動報告

志芸の会「夏休みキッズ狂言会2023」が開催されました
2023年9月25日

大蔵流狂言方・善竹忠重さんが主宰する志芸の会は、阪神間を中心に狂言の振興・普及活動に取り組んでおり、特に子どもたちへの教育普及活動を精力的に行っています。同会は10年以上にわたり、毎年夏に「夏休みキッズ狂言会」を神戸市立灘区民ホールで開催しており、2023年8月、その11回目が行われました。この狂言教室は、5回の稽古と、衣装を身に着けて実際に狂言を演じる発表会からなり、小学1年生から中学2年生までの11名が参加。稽古では、発声や正座のしかた、立ち方などの基本的な所作にはじまり、先生の動きや言葉の抑揚を真似ることを通して、狂言の意味や型を学んでいきます。その成果発表の狂言会では、ホールのステージに能舞台が設えられ、浴衣などをまとった子どもたちが2人1組となって狂言を演じます。わずか数回の稽古で、子どもたちは狂言の所作や声の抑揚を体で覚え、参加者全員が100名を超える聴衆の前でそれぞれ見事に狂言を演じ切りました。


「第11回夏休みキッズ狂言会2023」 子どもたちによる成果発表風景 場所:神戸市立灘区民ホール