企画協力 北御堂花まつりコンサート
2021年4月25日
新型コロナの影響により発表の場を失った関西の若い芸術家たちを支援しようと、大阪ロータリークラブ社会奉仕委員会の呼びかけで、2021年4月8日、大阪御堂筋にある本願寺津村別院「北御堂」の本堂にて、関西の若手弦楽器奏者を集めた演奏会「スーパークラシックアンサンブル 花まつりコンサート」が開催されました。アーツサポート関西ASKは、企画協力として関わりました。
演奏を行った「スーパークラシックアンサンブル」は、指揮者の佐渡裕さんが主宰する「スーパーキッズオーケストラ」のOG・OBを中心に、23名によって新たに結成されたアンサンブルで、メンバーはいずれも世界を目指す精鋭ぞろい。お釈迦様の誕生日である4月8日の花まつりにふさわしい、生命力に満ち溢れた世界水準の音楽が、コロナ禍の苦境でがんばるすべての人々へのエールとして北御堂の本堂に響きました。今回の企画の取りまとめ役のコンサートマスターの堀江恵太さんは、昨年ASKの助成対象者でもありました。
聴衆には、北御堂の特別のはからいで、医療従事者の方々や、大阪市社会福祉協議会の協力により普段クラシックの演奏会に足を運べない障害のある方々など100名ほどが招待され、バッハの「G線上のアリア」やモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などの良く知られた曲から、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」といった生命の尊さをテーマとした曲などにみなさん静かに聞き入っている姿がとても印象的でした。