アンキャッチャブル・ストーリー展
2017年9月30日
■会期:2017年6月11日~7月17日
■場所:瑞雲庵(京都市、北区)
京都の古い民家を改装した「瑞雲庵」で現代美術の展覧会「アンキャッチャブル・ストーリー展」が開催されました。キュレーターの武本彩子さんの企画による本展では、つかまえようとするとスルリと逃げていくような「アンキャッチャブル」な状況をテーマに、牛島光太郎、田中秀介、阿児つばさの3名の若手アーティストの作品が展示されました。牛島は、路上で拾った数百点に及ぶボタンやキーホルダーなどのモノを、本来の用途とは無関係に和室の畳の上に一面に広げ、田中は日常の風景が歪み異物の映り込んだような絵画を、阿児は札幌の「幌(ポロ)」という言葉にまつわる歴史的・文化的背景を、メモや写真、立体などを介して浮かび上がらせる作品を展示し、対象とその意味との相関性について考えさせる展覧会となりました。
Photo: Hyogo Mugyuda
Photo: Hyogo Mugyuda