元ウィーンフィルのコンサートマスターと関西の若手奏者たちが共演する夢のコンサートが実現
2023年9月17日
新進気鋭のヴァイオリニスト堀江恵太さんが、コロナ禍の中、自分たちで演奏の機会をつくろうと、関西の選りすぐりの若手弦楽器奏者たちに声をかけて2021年に発足した「スーパークラシックアンサンブル」。その第6回公演に向けて、堀江さんの恩師である元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、ライナー・キュッヒルさんに共演を呼びかけたところ、「若い演奏家のみなさんのためなら」とキュッヒルさんが快諾。関西の20代~30代の若い奏者たちと、ウィーンフィルを45年にわたり牽引したレジェンドとの、まさに「夢の共演」が2023年7月3日、吹田メイシアターで実現しました。前半のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はキュッヒルさんがソリストとなり、後半のベートーヴェンの交響曲第7番はキュッヒルさんがコンサートマスターとなるプログラム構成。同じ舞台に立った若者たちが、キュッヒルさんにぐいぐいと引っ張られて圧巻の 演奏を披露し、ホールを埋めつくした満員の聴衆から大喝采を浴びていました。
「第6回スーパークラシックアンサンブル特別公演」 演奏風景 場所:吹田メイシアター Photo: 野田雅也