スペシャルトーク「メディアアートの今とこれから」のご案内
2018年3月8日
この度、市民の寄付で関西の芸術・文化を支援しているアーツサポート関西と、ナレッジキャピタルに拠点を置く情報通信技術の研究者集団VisLab Osakaが手を組み、メディアアートを支援するプロジェクトに取り組んでいくことになりました。そのキックオフのイベントとして、「メディアアートの今とこれから」と題し、スペシャルトークを開催いたします。
アートとテクノジーが結びつくことで生まれたメディアアート。インターネットやスマホなど現代の象徴ともいうべき日常の変革をもたらしたテクノロジーは、アートの世界においても、従来の枠組みを打ち破り、新たな可能性を広げ続けています。
モデレーターにメディアアートの世界的な動向にもお詳しいアートプロデュサーの原久子さんをお招きし、ゲストとして笑いと感嘆を同時に呼び起こすナンセンスなマシーンを世に送り続ける明和電機の土佐信道さんと、大阪大学准教授でメディアアーティストとしてもご活躍の安藤英由樹さんにご登場いただき、メディアアートの「今」と「これから」について、語り合っていただきます。
入場は無料で、どなたでも参加できます。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
ご案内PDFはこちら
■日時 2018年3月20日 14:00~15:30
■場所 グランフロント大阪北館2F The Lab.内 アクティブスタジオ
■参加費 無料
■定員 50名(先着順)※定員になり次第締め切らせていただきます。
■お申込み メールにお名前、ご所属、電話番号を書いて下記までお送りください。
ask@osaka21.or.jp
〇主催 アーツサポート関西(公益財団法人 関西・大阪21世紀協会内)
〇共催 VisLab Osaka(ビズラボ オオサカ)
〇協力 日本電通株式会社、一般社団法人ナレッジキャピタル
【お問合せ】 アーツサポート関西 Tel: 06-7507-2004 Email: ask@osaka21.or.jp
プロフィール(敬称略)
明和電機 http://www.maywadenki.com/
土佐信道プロデュースによる芸術ユニット。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、様々なナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内のみならず広く海外でも発表。音符の形の電子楽器「オタマトーン」などの商品開発も行う。2016年1月には中国上海の美術館McaMで、初の大規模展覧会を成功させ、同年6月には大阪では20年ぶりとなる展覧会を開催した。2018年にデビュー25周年を迎える。
安藤 英由樹 http://www-hiel.ist.osaka-u.ac.jp/~hide/
大阪大学大学院情報科学研究科バイオ情報工学専攻准教授。博士(情報理工学)。人間情報工学を専門とし、錯覚を用いた非言語的インタフェース、バーチャル・リアリティなどを研究する傍ら、佐藤雅彦との共作で「"これも自分と認めざるをえない"展」(21_21 DESIGN SIGHT、東京)に参加するなど、専門領域を題材とした作品制作にも意欲的に取り組む。2008年文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞、アルス・エレクトロニカ(リンツ))2009、2011にてインタラクティブ・アート部門Honorary Mention受賞。
原 久子
京都府出身。アートプロデューサー。大阪電気通信大学総合情報学部教授。専門分野は現代アート、文化政策ほか。関西を拠点に、編集、執筆、展覧会企画、コンサルティング等に関わる。主な共同企画に「六本木クロッシング2004」(森美術館)、「Between Site & Space 」( 2008 トーキョーワンダーサイト渋谷、2009 ARTSPACE シドニー)、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか)、「パリに笑壷を運ぶ −現代日本映像作品展」(2012年、パリ日本文化会館)、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」(六甲山各所)など多数。 共編著「変貌する美術館」(昭和堂)ほか。
VisLab Osaka ビズラボ大阪 https://kc-i.jp/facilities/the-lab/active-lab/vislab/
ナレッジキャピタルに拠点を置く情報通信技術の職人集団、現代のダビンチ工房 Vislab Osaka。ザ・ラボという場をもつナレッジキャピタルが掲げる新たな価値を創造するというコンセプトに企画段階からかかわる。「情報の可視化」 をテーマに産官学の様々な人々の連携により超高速ネットワークやスーパーコンピュータ を使ったシミュレーションなど、科学技術の最新の成果を ICT を駆使して人々にわかりやすく提示。大阪大学、情報通信研究機構(NICT)、関西大学、関西学院大学、大阪電気通信大学、バイオグリッド関西、臨床医工情報学コンソーシアム関西、サイバー関西プロジェクトが参画。
アーツサポート関西 https://artssupport-kansai.or.jp/
関西経済同友会の提言にもとづき、2014年に公益財団法人 関西・大阪21世紀協会内に発足。市民や企業からの寄付によって関西のさまざまな芸術・文化を支援する100%民間の団体。プールされた寄付金から支援が必要な団体や個人を公募で選び助成を行うほか、寄付ごとに個別のファンドを設け、寄付者の希望にそう形で公募による助成も行っている。これまで約1億円の寄付をあつめ、約70の団体・個人に支援を行ってきた。天満天神繁昌亭で開催される「上方落語若手噺家グランプリ」やNPO法人人形浄瑠璃文楽座が行う「そうだ文楽へ行こう!!ワンコインで文楽」など、大きな成果を上げている。