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活動報告

タチョナ・プロジェクト KANSAIご近所 映画クラブ(大阪府立江之子島文化芸術創造センターほか)
2015年8月22日

活動概要: フランスの映像作家ミシェル・ゴンドリーのメソッドを使った映像ワークショップ。少人数のグループが企画から撮影までを数時間で行い、映像制作と同時にコミュニケーション・スキルを高める。

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スタッフの視察報告: タチョナ(touch on art)の映画制作ワークショップは、伊丹、淡路島、鳥取、大阪の4か所で開催され、その総括的な上映会が「えのこじま 仮設 映画館」で行われました。映画を作ると言っても、ワークショップに参加した初心者同士(初対面の場合も多い)が、話し合いながらあらすじを考え、台本を作り、役者として演技をし、カメラを回し、作品を作り上げるというものです。それを、原則、3時間で5分程度の作品に仕上げます。これはフランスの映像作家ミッシェル・ゴンドリーの制作メソッドによるもので、作り手は、小学生や中学生、高校生、一般の人など様々です。上映会では、ドキュメンタリータッチのもの、推理ドラマ的なもの、悩みの相談的なもの、スポーツ根性ものなど、20本以上が上映されました。素人が集まって短い時間で制作するには、コミュニケーションなど、様々な要素が絡み合う難しい作業になろうかと思いますが、最終的にはどのグループも1つの作品を完成させていて、達成感のある楽しい協同作業のように感じました。(視察日 8/22)

代表の小島剛さんに聞く:
Q 今回の取組の成果は?
A 短期集中型で、様々な事例を盛り込んだ実験プログラムになったと思います。また地域ごとにアートセンターやアートに関わる人々と協働できたことで、地域に根付かせる下地作りと共に、今まで以上の「ヨコの繋がり」ができました。
Q ASKの助成金55万円で可能になったことは?
A これまでは大阪や京都の学校教育プログラムと連携してきましたが、今回の助成で、それ以外の地域で実施する広域的プログラムとなりました。また、ファシリテーター養成講座も開催し、ファシリテーターのあり方を考えるためのプログラムを行うことができました。